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2日目/2003年6月29日(日) 天気は晴れ (その2) |
| 昼食後、次の目的地ツェルマットZermattへ。バスは再びスイス国内へ戻り、ローヌ川沿いに快調に走ります。ローヌ川はアルプスからレマン湖を通って地中海へそそぐ大きな川で、私たちはこの川を遡りながら目的地に向かっています。この川が流れる谷がローヌ谷で、太古の昔、氷河によって削られてできた東西にのびる大きな谷です。車窓から見る景色はいかにもスイスの田園風景といった感じで、緑のじゅうたんのような牧草地が広がり、ぽつんぽつんと絵本に出てきそうなかわいい家が点在していつまで見ていても飽きることがありません。州都シオンSion、シエールSierreなどの町を通り過ぎたバスは、フィスプVispで右に折れいよいよマッター谷に入って行きました。V字に切れた谷をさらに進んで3時半過ぎにテーシュTaschの町に到着。私たちはここでバスをおり、登山列車に乗り換えてツェルマットに行くことになります。 ツェルマットは、日本の上高地のように環境保護のため車の乗り入れを禁止しており、上高地よりさらに厳しく町を走る乗り物は電気自動車か馬車に限っているほどです。16:10発の列車は10分ほどで終点のツェルマットへ。レールの中央にもう1本ぎざぎざのついたレールが敷いてあり、登山列車は車体下の歯車に噛み合わせてゆっくりと登って行きます。同席のノルウェー人夫妻と片言の英語で話ながら(半分くらいしか通じません)やがてツェルマットの駅に到着。駅前の広場には各ホテルの送迎用電気自動車や馬車がとまっており、荷物を積み込んだ私たちは歩いてホテルへ向かいました。 駅前のメインストリート・バンホフ通りには窓やテラスを赤い花で飾ったホテルやみやげ物屋、レストランが並び、外国人旅行客も多く、とても人口3600人あまりの小さな村には見えません。さすがにスイスを代表するアルペンリゾートです。お上りさんよろしくきょろきょろしながら通りを歩いて、大きな教会の角を左に折れ、氷河の白く濁った水が音をたてて流れる川のあたりで右手を眺めると…見えました!青い空をバックに頂きを少し白い雲で隠しながら、あのマッターホルン4478mが見えたんです。左に少しおじぎをしているその姿は、やっぱり写真で見るよりずっときれい、というか現実離れしているような感じです。あれが自然にできたものなんてとても信じられません。橋の上には大勢の人がカメラを手にして集まっていました。 私たちが今日と明日とまる予定のホテル、アストリアASTORIAはすぐそこです。4つ星ホテルの名の通り、外観は山小屋風で中は非常にクラシックな造り、2階(こちらでは1階でした)の私たちの部屋はテラスも広く、残念ながら前の建物にさえぎられてマッターホルンは見えませんが、もう一方の窓から先ほどの教会の尖塔が見え眺めもグー。ただレストランが意外に狭いのには少しがっかりです。というわけでもないでしょうが、夕食はほかのレストランでとることになっており、それまでに私はシャワーを浴びてのんびり、T子さんは洗濯をはじめています。テラスに出て下をのぞくと登山列車で一緒だったノルウェー人夫妻が通りがかり、「明日はマッターホルンに行くんですか。いい天気だといいですね」というような意味(おそらく)のことをいってました。 19:00に夕食です。今夜はポーク料理で、トマト風味のスープ、豚肉のソテー、パスタ、茹でたにんじん、デザートはアイスクリームでした。飲み物は私がビールと赤ワイン、T子さんはリベラというスイスにしかない乳酸飲料(カルピスと違い透明でさっぱりした味で、添乗員さんいわくぜひ飲むべし)を注文しました。窓からはマッターホルンが見え、同じテーブルの3組のご夫婦とも楽しく話をしながら、日頃ばたばたしている私たちには滅多にないゆったりした食事の時間。同行の方たちは何度も海外旅行に出かけられているそうで、大阪の八尾から来られたご夫婦は年に4〜5回も旅行されているとか(うらやましい)、そんな話をお聞きしながら満足した夕食となりました。食事が終わり、外はまだまだ明るいので駅前のコープCoopにおやつを買いに。でも途中のミグロMigros(コープと同じスーパー)ともども閉まっていました。それもそのはずで時間は夜の8時過ぎ。いつまでも明るいのでついだまされてしまいます。バンホフ通りを歩いているのは日本人観光客が多く、外国人は通りに面したカフェやレストランのテラス席でゆっくりしています。なんだか国民性の違いを妙なところで実感。 教会前のホテルの壁にマッターホルンへ初登頂した英国人登山家ウィンパーのレリーフが飾ってあり、近くには妙高高原との姉妹都市記念碑もありました。反対側には山で遭難した登山家のものと思われる墓が並んでいます。さびたピッケルがあちこちに置いてあり、アルプスが単なるきれいな山ではなく、時には人を寄せつけない厳しい面もあることがうかがわれます。再び通った橋の上からマッターホルンの少し冷たく感じた姿を見ながら、ホテルへと戻りました。 明日もいい天気みたいなので早く寝るとするか。9時半就寝です。 |
![]() ツェルマットは 車の乗り入れ禁止なので ここテーシュで列車に乗り換え |
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![]() ツェルマットへの登山鉄道 |
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![]() ツェルマット駅前 電気自動車がお出迎え |
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![]() 送迎用馬車が行き交うバンホフ通り |
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![]() ホテル近くの教会 |
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![]() ホテルのテラスより |
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