
<老父母の介護ノート>
両親は共に長生きだった。父は96才、母は83才。残念なことに去年の1月に母が、2月に父が相次いで亡くなり、私たちの長いようで短い介護生活は前触れもなく終わってしまった。
有り難いことに、少し前まで二人ともわりと元気で、とくに親父などは耳が少し遠かったほかは、食欲や好奇心も旺盛で血色も良くとても90才を超えているようには見えないほどだった。お陰でそれまでいわゆる老人介護というものには無縁でこられた。この一点だけでも両親に感謝している。その私たちがようやく介護の洗礼を受け、日々考えさせられることの多い生活になったのは、ある意味当然のなりゆきかもしれない。
これは2年足らずの間に起きたいろんな出来事を少しずつ思い返しながら書き留めた私的な記録である。
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