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<99>生活〜全ての基本となるもの〜
さて、99項目目・・・・
今までは、断片的に書いてきたことについて全部を統合して書いていきたいと思います。

車椅子のシーティングや、ベッドの整備、もしくは身体拘束の廃止、“じょくそう”の予防、介護予防
レクリエーション、アクティビティ、トランスファー、ユニットケア、ICFなど・・・・
沢山の情報が飛び交っています。

ただ単なる方法に留まるらないためには、「生活とどのように結びつけ、回帰できるか?」が
今後10年の介護における方向性のように思います。

座ることによる生活広がり や 身体拘束をしないことによる生活広がり、
介護予防によっての生活広がり、レクリエーションやアクティビティでの心地よさによっての広がり、
全て生活という「円の中」に収まらないといけません。

生活とは断片的ではありません。
全てが複合して連続しながら続いています。
たった、一つの断片で考える(つまりは、じょくそうの予防だけに捕らわれる)ようでは、
「生活のケア」とは遠い存在になってしまいます。

私たち介護福祉士が行うべき行為は「生活としてのトータルケア」であるはずです。
その為に、各知識や技術を総合的に判断していかなければならいません。

ベッドの整備がトランスファーにつながり、シーティングになり、身体拘束がなくなり、
レクリエーショナルな生活になる。
それを、行うためにユニットケアとして深い情報を得る。
そんな、つながりをイメージできることが大切です。

例えば、介護度4とか5の四肢拘縮が小さいお年寄りがいます。
手洗と排泄介助と陰部洗浄とジョクソウの予防、立位訓練とは「トイレに誘導」すれば全部できますよね?
トイレに座る動作(立位訓練)⇒トイレに座る(排泄介助)
⇒洗浄(シャワーorウォシュレット+汚染部の清潔によるジョクソウ予防)
⇒車椅子に戻る(立位訓練)⇒手を洗う(手洗)
ってなもんです。
後必要なのは、ズボンやパンツの上げ下げとかをする介護者側の技術ですか。

そして、生活が「円」としてではなく、「球」として捕らえることができれば・・・・
円は生活、球になるための軸は「制度の理解と活用」であると思います。
その全てを理解し、よりベターな方法を提供していければ、介護福祉士はより高い専門性を
確立できると信じています。

どのような障害があっても、「生活を切らない、切らせない」
そんな、支援ができればいいですよねぇ・・・・・・・・

要は一部しか見ないでのマルよりも、一部がダメでもトータルでマルの方がよい。
2006.1.24

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photo:水没少女